トルコリラ撃沈。今後、復活の可能性は?

おはようございます。たくぞうです。トランプ大統領の関税率の引き上げの発言から市場全体として株安円高の流れですが、先日から徐々に下げていたトルコリラ安が止まりません。。今後トルコリラの復活はあるのでしょうか?

トルコが抱える問題

たくぞうは毎週の実況中継の結果報告でトルコの気になるニュースを報告してますが、現在のトルコは、大きな課題をいくつか抱えています。

イスタンブールでの再選挙

一旦は落ち着き見せていたと思っていましたが、3月31日に実施された地方選挙で、エルドアン政権の与党・公正発展党(AKP) がトルコの最大都市イスタンブール市長選で敗北した結果に対し、不正があったとして再選挙を求めていましたが、なんと?!5月6日に再選挙を6月23日に実施することを正式に発表しました。

これは本当に民主主義なのか?と思うところもあり、再選挙の実施については国内外での批判は殺到しているようですが、各専門家の回答を見ていると、次回の選挙でエルドアン政権のAKPが勝つ方がトルコリラ円安を誘導しないのでは?という意見も聞こえてきます。

実は、次回のイスタンブール市長選挙は、もはや一都市のローカルな選挙ではなく、エルドアン政権の信任投票に発展してしまっています

 万が一、野党・CHPが再び勝利した場合、政権不信任と捉えられ、解散総選挙に発展する可能性があります。このシナリオでは政治不安が増して、トルコリラがさらに売られる可能性が高くなります。

引用元:ザイFX!

トルコリラ安の一つの原因と思われている政治混乱が早く落ち着いて、トルコリラが復活してくれることを祈ります。

S400の購入問題

現在もアメリカとの交渉中のようで、以前よりもアメリカとの協議は前向きには進んでいるようにも聞こえます。ただし翌7月にはロシアからS400が納入される可能性もあるため、この1-2カ月でこの大きな問題をクリアする必要があります。

単にアメリカからパトリオットミサイルの購入を決めるにしてもロシア側が「いまさら感」としての反発はあるでしょうから、どのようにエルドアン大統領が本件について決着をさせるかが気になります。

トルコ中銀の中立性

トルコの地方選挙の際にもトルコ中銀はトルコリラの流動性規制をおこなったのですが、昨日もトルコリラの下落防止のため、5月9日にトルコ中銀が再度同様のオペレーションを実施したとのニュースがあります。

一旦は急激なトルコリラ安に歯止めがかかるにしても、このオペレーションはトルコリラの中立性に疑問が残る対応となってしまいます。

ただこれ以上、トルコリラを下げたくないという意思は見えるので、今後どの程度でトルコリラの下落を食い止め、上昇に転じる施策として何ができるのか?が課題と思います。

イラン産原油の禁輸問題

トルコはイランから原油を輸入しており、これは月間使用量の12%にも達します。今のところ禁輸規制のペナルティについては内容自体は公表されていませんが、トルコリラ安と加え原油価格の上昇はトルコにとっては二重苦となります。

今後どうなるのか?

トルコの国内外での問題はすぐに解決できる問題でもないと思いますので、現在のままでは徐々にトルコリラ安の傾向は続くと思われます。問題は、たくぞうもそうですが、トルコリラはその金利の高さから買いポジションが多い状況ですので、昨年の8月のようなトルコリラショックが再び発生する可能性は否めません。

一方で、世界的な円高株安傾向は、前述の通り米中摩擦に起因していますが、 5月9日、10日にワシントンで予定されている、米通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー代表と中国の劉鶴副首相との協議が行われる予定です。

ここで、10日から関税アップについても進展があるように思います。まずは全体の円高の流れが止まれば、多少はトルコリラ円の影響も少しは緩和されるのではないか?とたくぞうは考えています。

まとめ

本日は、最近のトルコリラの下落について情報を纏めてみましたが、ニュースを見ている限り、すぐにトルコリラ高になる情報は無さそうです。見落としていたらすみません。ということで、今後もトルコの動向から目が離せませんね。